栃内第二病院

診療行為に関連した包括同意について

当院では、診療行為に関連する同意を、書面で正式な説明同意をいただく診療項目(同意書あり)と、口頭で説明同意を確認させていただく診療項目(同意書なし)に分けて対応させていただいております。口頭で説明同意を確認させていただく診療項目は、患者さんへの心身のご負担(侵襲度)が少なく、医師が立ち会う必要がないと判断されるものです。また、患者さんの安全確保を目的とした対応、より良い医療のための多職種によるチームの関わり等、診療を円滑かつ安全に進めるための項目も含まれます。

当院では一定の基準のもとに負担が少ないものに関しては包括同意(この文章)によって、患者の皆様が同意したもとみなします。包括同意は当院の診療・教育・研究に必要ですので、ご理解と協力をお願いいたします。なお、同意しなくても皆さんが不利益を被ることはありません。「同意できない場合」は不同意書の記入をお願いします。

 

1.一般項目

 

2.検査・モニタリング(連続測定・観察)

※CT検査については、当院で初回または入院時に担当医から放射線被曝に関する説明文書をお渡ししますので、ご確認いただければ幸いです。

※初回血液検査時および手術を行う場合には、梅毒、B型肝炎、C型肝炎等の感染の有無を判定する血液検査および血液型判定検査を行います。

 

3.処置

 

4.投薬・注射

※上記の診療行為は一定以上の経験を有する者によって行われますが、それでも出血や痛み等の併発症を伴うことがあり得ます。こういった併発症の治療は通常の保険診療として対応いたしますので、あらかじめご理解くださいますようお願いいたします。

 

5.感染症に関すること

当院では、各種感染症(MRSA、インフルエンザ、新型コロナ等)について、標準的感染症対策を行っております。それにもかかわらず、状況によっては院内で感染症に罹患される場合があります。この場合の検査・治療は、保険診療で実施いたします。

 

6.服薬内容の伝達

普段、服薬している薬の種類によっては、一時、服用を中止しないと手術・処置ができないことがあります。従いまして出血を伴う可能性がある手術や処置が予定された時には、服用している薬剤の詳細について「お薬手帳」等によりスタッフまでお知らせください。服薬内容についてのお申し出がなく手術、処置が中止となりますと、入院費等の費用が患者さんの負担になる場合があります。

(具体例) 手術のため入院したが、お申し出なく服用されていた薬剤が、出血を助長する可能性があるものであり、手術前に中止する必要があった。手術は延期となり、一旦退院となった。このような場合の入院費用、給食費用等は患者さんにご負担いただきます。

 

7.調剤薬局等への情報提供について

薬物療法の安全性向上を目的とした円滑な連携のために、必要に応じて調剤薬局や他の医療機関に対して患者さんの薬歴、副作用歴、臨床検査値、お薬に関する説明内容等の情報を提供させていただきます。

 

8.プライバシー

カメラ、スマートフォン、ビデオ等による病院内での撮影は、他の方のプライバシーを侵害するおそれがありますので、原則、禁止とさせていただきます。

 

9.その他

診療における実習生(学生を含む)や研修生の参加、当院内のカンファレンス等での診療情報の使用、論文投稿・学会発表等,教育・研究目的での診療情報の使用(使用する場合、個人情報保護方針、倫理指針およびその他の規程・指針等を遵守します。)

 

10.その他の禁止事項

 

栃内第二病院  院長